牧師 高橋勝義 |
〔民数記34章1~29節〕
通常、領土の境界線、つまり、国境は隣接する国の力関係で決まることがほとんどです。それゆえ、国境は、強力な権力者が起こるたびに変わります。ところが約束の地カナンで、神がイスラエルに与えようとしている相続地の境界線は、神ご自身が定められました。しかも、その境界線の位置について、神はこと細かく指示し、その相続地を受け継がせるイスラエルのそれぞれの部族の長も選ばれたのです。
アブラハムが信じた主なる神は、天地万物を創造された神(創世記1:1)であり、この世界を支配しておられるお方ですから、境界線を決めることができるのです。そして、神から与えられた相続地で、イスラエルが、神の教えに聞き従い、神の民としての歩みをすることで、地上のあらゆる民が、このお方こそが生けるまことの神であり、ほかに神はいないことを知るようになるのです(Ⅰ列王記8:60)。これが、イスラエルに与えられた大切な使命でした。
イエス様が「互いの間に愛があるなら、それによって、あなたがたがわたしの弟子であることを、すべての人が認めるようになります(ヨハネ13:35)」と語られたように、私たちに与えられた大切な使命は「キリストの弟子」として互いに愛し合いながら生きる歩みです。しかし、生まれながらの私たちは自己中心で愛がありません。けれども、「何事でも神のみこころにしたがって願うなら、神は聞いてくださる(Ⅰヨハネ5:14)」と約束されているのですから、愛が分かるように、また互いに愛しあう愛をください、と祈り求めましょう。
私たちの内には、助け主なる聖霊が住んでおられますから、気張らずとも、聖霊があなたに力を与え(使徒1:8)、愛することができるように導いてくださいます。
牧師 高橋勝義